学生のラーニングアウトカム向上のための教育実践と評価 : 多人数課題型学習効果の検証

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  • Educational Practice and its Assessment for Improving Student Learning Outcomes : the Effects of Problem-based Learning in Large Classes
  • ガクセイ ノ ラーニングアウトカム コウジョウ ノ タメ ノ キョウイク ジッセン ト ヒョウカ タニンズウ カダイガタ ガクシュウ コウカ ノ ケンショウ

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抄録

21世紀社会を構築し上手く機能させつつ、自らも質の高い人生を生き抜いていくための鍵となりうるのは、“幅広い視野を持ちながら物事や状況を捉え多角的かつ批判的に検討することが出来、自律的に学び考え続け協働できる能力・資質・態度”だと考えられる。それらを身につけ統合的に使いこなしながら複雑で困難な課題に向かえる人間をどのように育成するか、が今後の重要課題である。その課題解決の一部を担う大学でも、自らの資源(知の体系や方法論と大学教員)を活用し、それらの能力・資質等の基本や基盤となるラーニングアウトカム向上のための教育を、AAC&Uの提案する「実行基準」等も参考に実現していけないか。本稿では、多人数での課題型学習の具体的教育実践の検証を通してその可能性の一端を探った。 結果、多人数クラスの実践でも、学習知識や自ら能動的に得た経験や情報を統合しつつ大きな課題に対して自ら考える学習を引き出し、 学生自身にも学習効果を実感させられる可能性が見いだせた。また教員が、扱う分野やテーマにあわせて個々の教育的仕掛けの効果を検証評価し試行錯誤しつつ展開する必要性も改めて確認できた。

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