総合的且つ多面的な評価に基づく入学者選抜とその学修成果の可視化 : 九州大学21世紀プログラムの事例

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タイトル別名
  • University Entrance Examination Based on Comprehensive and Multi-Dimensional Evaluation and Visualization of Academic Achievement : The Case of 21st Century Program in Kyushu University
  • ソウゴウテキ カツ タメンテキ ナ ヒョウカ ニ モトズク ニュウガクシャ センバツ ト ソノ ガクシュウ セイカ ノ カシカ : キュウシュウ ダイガク 21セイキ プログラム ノ ジレイ

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抄録

本稿の目的は、21世紀プログラムの入学者選抜の総括とその学修成果の可視化について試行することである。九州大学の21世紀プログラムは、総合的且つ多面的な評価に基づく入学者選抜の嚆矢として、2001(平成13)年度から2017(平成29)年度までの17年間、「専門性の高いジェネラリスト」の名に負けず劣らない、アドミッションポリシーに合致した優秀な学生を全国から集めることができた入試であった。その一方で、26名の学生を毎年選抜するのに、数多くの教員が参加するなど、非常に高コストな入試であったことも否めない事実であった。また、21世紀プログラムに対して、大学4年間で集積された各種テキスト資料を学生のラーニング・ポートフォリオとみなしてテキストマイニングを行うことにより、学生の成長を可視化する試みを行った。その結果、GPAが常に上位であったものよりも、学年を重ねるごとに段々上昇していくタイプの学生に積極性が見られたり、「ジェネラリスト型」に分類した学生の中に学修がうまくいっていない学生がみられたりするなどの結果が得られた。

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