福祉系短期大学生の進路選択過程における自己効力感と大学選択動機との関連

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  • フクシケイ タンキ ダイガクセイ ノ シンロ センタク カテイ ニ オケル ジコ コウリョクカン ト ダイガク センタク ドウキ トノ カンレン

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抄録

type:P

進路意志決定過程における自己効力感と大学選択動機の関連を知ることを目的として福祉系短期大学生を対象にアンケートを行い,重回帰分析を用いて統計的検討を行った。結果,「専攻する学問を研究したいから」と,「社会に出たとき短大卒の学歴が必要だから」の2項目の進学動機が自己効力感を高める因子として抽出され,逆に自己効力感を低下させる因子として「高校卒業後すぐに就職したくなかったから」がそれぞれ抽出された。介護福祉士という国家資格を有する福祉専門職を養成する学科にも無目的入学者が存在し,こうした学生は学習意欲が低く授業を休みがちであり,ひいては休学・退学へと結びつく可能性が高い。介護福祉士養成校の教員は,有能な介護福祉士の養成を目的として専門知識や専門技術を教授すると同時に,福祉職の重要性ややりがい,社会貢献などに関するイメージ教育も重要であることを銘記すべきである。

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identifier:KJ00004765133

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