低用量Diethylstilbestrol の妊娠ラットへの投与が雌産子子宮の発達へ及ぼす影響

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タイトル別名
  • Effects of maternal exposure to a low dose of diethylstilbestrol on the development of the uterus in female rat offspring.
  • テイヨウリョウ Diethylstilbestrol ノ ニンシン ラット エ ノ トウヨ ガ メスサンコ シキュウ ノ ハッタツ エ オヨボス エイキョウ

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説明

合成エストロジェンであるジエチルスチルベステロール(DES)を1.5 あるいは0.5 μ g/kg/day(DES 1.5 群あるいはDES 0.5群)の用量で妊娠SD ラットに妊娠7 日目~ 21 日目の期間,連日皮下投与し,産子の子宮の発達に対してどのような影響を及ぼすかについて検討した。胎齢20 日のDES1.5群において,子宮角の長さが増加し,生後3,6 および15 週の長さは短くなった。生後3 および6 週齢のDES1.5 群の子宮角の太さが増加した。さらに生後1 週の子宮内膜上皮細胞の細胞分裂指数も有意に増加した。以上の結果から,胎生期に投与された低濃度のDES は雌産子の子宮の発達に対して促進的な作用を有するが,その作用は恒久的ではないことが示唆された。

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