ロゴセラピー的視点による生きがい感充足要因の検討

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  • ロゴセラピーテキ シテン ニ ヨル イキガイカン ジュウソク ヨウイン ノ ケントウ

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抄録

ロゴセラピー(Logotherapy)とは,「夜と霧」の著者として有名な,オーストリアの精神科医フランクル(Frankl, V.E. 1905-1907)によって創始された心理療法である。ロゴセラピーでは,人間の基本的動機づけを「意味への意志」とし,人間を意味を求める存在と捉える。そしてFranklは安定した生活の中でそれでも感じる,むなしさ,漠然とした不安感,空虚感を「実存的空虚感」として指摘した。ロゴセラピーの目標としてFrankl(1975)は,「人間が自分の自由について自覚すること」「人間が自分の責任に基づいて意味や価値の世界に対して自己決定していくこと」を挙げている。人間には,環境,育ち等の様々な制限がある中でも,態度を とる自由があることを意識し,それを活かして,責任ある意味ある行動を選択していくこと,これが出来るようにロゴセラピーは援助するのである。

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