フラダンスの運動効果の検証と介護予防プログラムとしての有効性の検討(第1報)

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タイトル別名
  • Exercise effects of hula in the preventive nursing care program
  • フラダンスノウンドウコウカノケンショウトカイゴヨボウプログラムトシテノユウコウセイノケントウ(ダイ1ポウ)

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抄録

フラダンスの運動効果の検証と介護予防プログラムとしての有効性の検討を目的とした。60・70歳代のフラ未経験女性18名に対し,週1回60分のフラレッスンを実施し,レッスン開始前・レッスン開始3か月後・6か月後の運動機能・動作能力等を比較し,Functional Reach Test,立ち上がりに統計的有意差が認められた(p<0.05)。また,有意差は認められなかったが,実数として,長座体前屈,片足立ち,反応時間においては半数以上,股外転筋力,Timed Up & Go Testにおいては7割以上の対象者に改善が認められた。さらに,希望者14名とインストラクターに対し三次元動作解析システムによる動作解析を実施し,レッスン開始後12か月で徐々にインストラクターの動きに近づいてきた。これらより,フラは体幹・股関節周囲筋を多く使い,またステップに応じ個々の筋を選択的に使うため体幹・股関節周囲筋の筋力維持・強化に有効であり,フラは介護予防の有効な手段であると考える。

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