早熟でモザイク病に強い納豆用極小粒大豆新品種「すずほのか」の育成

書誌事項

タイトル別名
  • A New Soybean Cultivar,"Suzuhonoka", with Small Seeds for Natto (Fermented Soybeans), Early Maturing and Resistance to Soybean Mosaic Virus
  • ソウジュク デ モザイクビョウ ニ ツヨイ ナットウヨウ キョクショウリュウ ダイズ シンヒンシュ スズホノカ ノ イクセイ

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抄録

「すずほのか」は、1992年に東北農業試験場作物開発部大豆育種研究室(現東北農業研究センター大豆育種研究東北サブチーム(大仙研究拠点刈和野))において、ダイズモザイクウイルス(SMV)抵抗性で耐倒伏性に優れる納豆用極小粒品種の育成を目標に、SMV抵抗性で耐倒伏性、小粒、良質の「刈交778F5」を母、納豆用の極小粒品種「コスズ」を父とした人工交配を行い、以後、選抜・固定を図り育成した品種である。本品種は「コスズ」より早熟、短茎で倒伏抵抗性が「コスズ」より強い。SMVのA、B、C及びD系統に抵抗性である。収量と品質は「コスズ」並、粒大は極小粒で納豆加工適性も良好である。2007年に「すずほのか」として品種登録出願された。栽培適地は東北全域で、主に「コスズ」の置き換え品種として普及が見込まれる。

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