家事事件手続法における職権主義と手続保障

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  • 鶴田 滋
    九州大学大学院法学研究院 : 准教授

書誌事項

タイトル別名
  • Der Offizialprinzip und der Anspruch auf rechtliches Gehör im Gesetz über das Verfahren in Familiensachen
  • カジ ジケン テツズキホウ ニ オケル ショッケン シュギ ト テツズキ ホショウ

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抄録

一 問題の所在 二 現行家事審判法の特徴 1 実体法上のルールの裁量性 2 手続の非方式性=裁量性 3 職権主義とりわけ職権探知主義 4 まとめ 三 家事事件手続法の特色 1 後見性・職権性の維持と当事者に対する手続保障の強化 2 事件類型に応じた手続の明確化 3 当事者に対する手続保障の強化 4 職権探知主義の維持と当事者の事案解明協力責任の新設 四 今後の展望 1 家事審判における実体法上のルールの裁量性は維持できるか? 2 家事調停における人間関係調整機能は維持できるか? 3 家事事件固有の手続規律の訴訟手続への波及は可能か? 五 おわりに : 家事事件手続法は「家裁らしさ」の喪失をもたらすか?

収録刊行物

  • 法政研究

    法政研究 79 (3), 275-302, 2012-12-27

    九州大学法政学会

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