無過失補償理念導入の二つのモデル : スウェーデンとフランスの医療事故補償制度

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タイトル別名
  • Two Different Models of Introduction of No-Fault Compensation Comparative Examination of Swedish and French Medical Accident Compensation Schemes
  • ムカシツ ホショウ リネン ドウニュウ ノ フタツ ノ モデル : スウェーデン ト フランス ノ イリョウ ジコ ホショウ セイド

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抄録

はじめに 一　無過失補償理念導入の背景 （一） 過失責任主義が内包する現代的不適合性 (1) 過失と損害のアンバランス (2) 損害の広範囲化 (3) 立証負担のアンバランス （二）過失責任制度の構造的変容 (1) 保険システムの普及とその観念的影響 (2) 製造物責任法の導入 (3) 無過失補償 (4) ニュージーランドの無過失補償制度 二 過失責任構造変換型モデル : スウェーデンの医療事故補償制度 （一）スウェーデンの医療事故補償システムの概要と現況 (1) スウェーデンの医療事故・苦情対応システムの概略 (2) 補償システムの組織構造と手続 (3) 補償対象・審査基準 (4) 補償費目と水準 （二）スウェーデン医療事故補償制度をどう理解するか (1) 過失責任構造の変換としてのスウェーデン医療事故補償システム (2) 補償給付をめぐる社会保障的位置づけ : 失スティグマからの医療者の解放 (3) まとめ 三 過失責任への付加型モデル : フランスの医療事故補償制度 （一）フランスの医療事故補償システムの概要 （二）フランスの医療事故救済システムの現況 （三）フランス医療事故無過失補償制度をどう理解するか (1) 過失責任への付加型無過失補償導入方式の意義 (2) 附帯私訴制度の影響 四 諸モデルの功罪と示唆 : むすびに代えて

収録刊行物

  • 法政研究

    法政研究 79 (3), 647-681, 2012-12-27

    九州大学法政学会

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