北大津遺跡出土木簡の成立年代について

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タイトル別名
  • キタオオツ イセキ シュツド モッカン ノ セイリツ ネンダイ ニ ツイテ
  • Research on wooden writing tablets of Kita Otsu Site

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抄録

昭和四十八年に発掘され「誈阿佐ム加ム移母」といった句が含まれる木簡は、近江大津宮時代のものとされているが、訓点の起源、句の形の訓点形式、「誈」の字体、「動詞終止形+ヤモ」の形からその可能性は低いと考えられる。また、yaの用字に用いられた「移」は、出土周辺遺跡の特徴から渡来系集団に用いられていたものであることを推定する。

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