柔道競技者の把握筋持久力評価のための基礎的研究

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  • Handgrip Strength Endurance Evaluation for Judo Athletes : A Fundamental Study
  • ジュウドウ キョウギシャ ノ ハアクキン ジキュウリョク ヒョウカ ノ タメ ノ キソテキ ケンキュウ
  • Handgrip Strength Endurance Evaluation for Judo Athletes : A Fundamental Study

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説明

本研究では，反復ハンドグリップ運動における運動量・時間，運動後の休息時間と握力発揮値の関係を 明らかにし，柔道競技者の把握筋持久力の評価法を構築するための基礎データを得ることを目的とした． 被験者は，体育系男子15名（年齢22.0 ± 2.0歳，身長177.4 ± 7.0 cm，体重77.9 ± 9.7 kg）であった．被験 者に反復ハンドグリップ運動（60回／分，運動1分とインターバル30秒を1セット，5セット）を実施させて， 握力発揮値を計測した．得られたデータは，運動量・時間と運動後の休息時間のそれぞれを因子とした分 散分析（1因子ANOVA）を行い，有意な差がみられた場合は多重比較検定（Tukey-Kramer法）を行った． その結果，握力の発揮値は，運動量・時間の影響を受けて低下していた．2セット目の握力は，それ以降の 握力と有意な差がみられなかった．また，運動後の握力の発揮値は，休息時間の影響を受けて上昇してい た．運動後5分の握力発揮値は，それ以降の発揮値と有意な差がみられなかった．2セットの運動時と運動 後5分の発揮値で，筋力発揮の顕著な変化が捉えられることが示唆された．

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