スマートフォンアプリケーションを使用した関節可動域測定の 予備的研究 ―固定物を用いた画面の大きさ(スマートフォン,タブレット端末)の 違いによる信頼性と妥当性の検討―

書誌事項

タイトル別名
  • Reliability and Validity of the Range of Motion Measurement Using a Mobile Phone Application
  • スマートフォンアプリケーション オ シヨウ シタ カンセツ カドウイキ ソクテイ ノ ヨビテキ ケンキュウ : コテイブツ オ モチイタ ガメン ノ オオキサ(スマートフォン,タブレット タンマツ)ノ チガイ ニ ヨル シンライセイ ト ダトウセイ ノ ケントウ
  • Reliability and Validity of the Range of Motion Measurement Using a Mobile Phone Application

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説明

【目的】静止画から角度を計測できるスマートフォン(スマホ)アプリケーション(アプリ)を使用した際に,画面の大きさの違い(スマホとタブレット端末)による信頼性と妥当性の変化について測定対象物(固定物に反射マーカ4個を貼付したもの)を用いて検証した.【方法】測定にあたり測定対象物を10個用意した.測定者は理学療法士3名とした.測定対象物を三次元動作解析装置,スマホ,タブレット端末で各3回撮影し,各測定で角度を計測した.得られた結果から各測定の信頼性と三次元動作解析装置との関連性について検討した.【結果】各測定の検者内・検者間信頼性はすべてICC が0.999以上となった.三次元動作解析装置との関連もr = 0.999以上となり,誤差も2°程度であった.【考察】画面の大きさに関わらず,アプリを用いた角度計測は,スマホ,タブレット端末どちらにおいても信頼性,妥当性が高い評価方法であった.【結論】角度計測アプリを用いた測定はスマホ, タブレット端末どちらを用いても臨床に応用できる可能性のある評価方法である.

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