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小・中・高校生を対象として、家庭でのコミュニケーションの実態調査を行った。また、家族間コミュニケーションについて検討するとともに、家事労働の実態調査も行い、児童・生徒の家事労働と家族間コミュニケーションとの関係について明らかにすることを目的とした。なお、家族間コミュニケーションの状況を明らかにするために中間(2002)の示した説明・交渉スキル、親和感表現スキル、協働スキル、サポートスキルの4 つの構造に依拠し、家庭生活における具体的な行為・行動として質問項目を作成した。 今回の調査により、家族間コミュニケーションでは、小・中・高校生で発達段階による差が見られ、説明・交渉スキルは高校生の方が高く、協働スキル・サポートスキルは発達段階ごとに低くなっていくことが明らかとなった。また、性別による差も見られ、男子よりも女子の方がコミュニケーションをとっていることが分かった。家事労働については、一週間の家事労働時間を調査したところ、小・中・高校生と発達するにつれて、家事労働時間は大幅に減少しているという状況であることが分かった。家族間コミュニケーションと家事労働との関連については、協働スキルとサポートスキルにおいて有意な結果が得られたことから、少なからず家事労働と家族間コミュニケーションには関係があることが明らかとなった。
Journal
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- 島根大学教育学部紀要
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島根大学教育学部紀要 54 33-39, 2021-02-17
島根大学教育学部
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Keywords
Details 詳細情報について
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- CRID
- 1390290699737790208
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- NII Article ID
- 120006960143
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- DOI
- 10.24568/52533
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- ISSN
- 24335355
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- Web Site
- https://ir.lib.shimane-u.ac.jp/52533
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- Text Lang
- ja
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- Article Type
- departmental bulletin paper
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- Data Source
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- JaLC
- IRDB
- CiNii Articles