腎癌に対する鏡視下根治的腎摘除術 : standard法とhand-assist法の比較

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  • Comparison of Standard and Hand-Assisted Laparoscopic Radical Nephrectomy for Renal Cell Carcinoma

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抄録

【目的】腎癌に対する鏡視下根治的腎摘除術には,ハンドアシスト(hand-assisted laparoscopic surgery:HALS)法とスタンダード(standard laparoscopic surgery:SLS)法がある.鏡視下 根治的腎摘除術におけるHALS 法とSLS 法について比較した.【方法】99 年3月から06年11月 までに計129 例(HALS:73例,SLS:53例)の鏡視下根治的腎摘除術を行った.手術成績・術後 経過・合併症・非再発率・生存率について比較検討した.【結果】HALS とSLS の手術時間/出血量 は,それぞれ264・215分,および200・100mlであった.経口摂取・歩行開始までの期間および術 後入院期間について差はなかった.HALS における4年非再発率は97.5%,4年生存率は98.2%で あり,SLS の4年非再発率・生存率はともに100%であった.【結語】手術時間・出血量・術後経過 について,HALS とSLS で有意差はなく,それぞれの手術の特徴を考慮し術式を選択すべきと思わ れた.

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