メタン発酵消化液の施用方法の違いが水稲の生育に及ぼす影響

  • 善明 嵩英
    九州大学大学院農学研究院植物資源科学部門植物生産科学講座植物栄養学研究室
  • 山川 武夫
    九州大学大学院農学研究院植物資源科学部門植物生産科学講座植物栄養学研究室
  • 菊池 政道
    九州大学大学院農学研究院植物資源科学部門植物生産科学講座植物栄養学研究室

書誌事項

タイトル別名
  • Effect on Rice Growth of the Different Application of Liquid Phase of Digested Organic Waste
  • メタン ハッコウ ショウカエキ ノ シヨウ ホウホウ ノ チガイ ガ スイトウ ノ セイイク ニ オヨボス エイキョウ

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抄録

有機性廃棄物由来のメタン発酵消化液(発酵液肥)の施用方法の違いが水稲の生育に及ぼす影響を検討するため,水稲のポット栽培試験を実施した.発酵液肥の施用方法は全層施用と表面施用とし,対照として化肥全層区と化肥表面区,および無肥料区を設けた.栽培の結果,液肥全層区は化学肥料を施用した区と同等の生育を示したが,液肥表面区では見かけのN利用率が低く,栄養成長で化学肥料を施用した区に劣った.これは,発酵液肥中のNの約63%を占めるNH4-Nが土壌表面から揮散損失したためであると推察した.

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被引用文献 (1)*注記

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