カバノアナタケ(Inonotus obliquus)の生育特性および培地添加物と子実体多糖類の相関

  • 多良 勇太
    九州大学大学院生物資源環境科学府環境農学専攻森林環境科学教育コース森林生産制御学分野
  • 大賀 祥治
    九州大学大学院環境農学部門森林環境科学講座森林生産制御学分野

書誌事項

タイトル別名
  • Characteristics of mycelial growth and fruit body-polysaccharide of Inonotus obliquus on various substrates
  • カバノアナタケ(Inonotus obliquus)ノ セイイク トクセイ オヨビ バイチ テンカブツ ト シジツタイ タトウルイ ノ ソウカン

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抄録

カバノアナタケの菌糸生長に対する培養条件を検討し,子実体を誘起した。さらに子実体の機能性成分として知られる多糖類の含有量と培地添加物の相関を検討した。生育特性を検討した結果,温度は30℃,pHは7,炭素源はグルコース,フルクトース,マンノース,マルトース,窒素源はイーストエキス,モルトエキス,ペプトンで菌糸の生長が良好であった。次いで,米ヌカまたはコーンパウダーを加えた木粉培地で子実体の形成を検討した。その結果,米ヌカ培地で発生した子実体中に多糖類が多く含有されることが明らかになった。

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