福岡県糸島産農産物の抗酸化活性を指標とした機能性評価

  • 中川 敏法
    九州大学農学研究院環境農学部門サスティナブル資源科学講座森林圏環境資源科学研究室
  • 永田 敏郎
    九州大学農学研究院環境農学部門サスティナブル資源科学講座森林圏環境資源科学研究室
  • 大貫 宏一郎
    近畿大学産業理工学部生物環境化学科
  • 森高 正博
    九州大学大学院農学研究院農業資源経済学部門農業資源経済学講座食料流通学研究室
  • 福田 晋
    九州大学大学院農学研究院農業資源経済学部門農業資源経済学講座食料流通学研究室
  • 清水 邦義
    九州大学農学研究院環境農学部門サスティナブル資源科学講座森林圏環境資源科学研究室

書誌事項

タイトル別名
  • Antioxidant Activity of Agricultural Products Produced in Itoshima-Fukuoka
  • フクオカケン イトシマサン ノウサンブツ ノ コウサンカ カッセイ オ シヒョウ ト シタ キノウセイ ヒョウカ

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抄録

福岡県糸島市周辺で栽培されている農産物の抗酸化活性を評価した.本研究では,未利用資源の有効活用を視野に入れ,通常食されている部位の他,果皮や植物体残渣(葉,枝,根等)についても調査した.各農産物の凍結乾燥物から水抽出物およびエタノール抽出物を調製し, 各抽出物のORAC(Oxygen Radical Absorbance Capacity)値,DPPHラジカル消去活性値,鉄イオン還元能,総フェノール含量を測定した.その結果,果肉などの可食部位と比較して果皮や種といった非食部位の抗酸化活性が非常に高い値を示した.本研究の結果から,糸島の天然素材(農産物),特に,あまおうの茎根,根,花など,現在廃棄されている未利用部位の抗酸化活性に着目した新規利用法の創出が期待される.

緒言 材料と方法 結果と考察

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