書誌事項
- タイトル別名
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- Phonology of the Noheji Dialect in Nambu, Aomori
- アオモリケン ナンブ ノヘジ ホウゲン ノ オンイン
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説明
本稿は,青森県上北郡野辺地町で話されている,南部方言の一変種の音韻を記述する。野辺地町について簡単に紹介したあと,母音,子音,音節構造に関してそれぞれ議論する。共通語化の影響により,母音も子音も揺れが大きく,その「揺れ幅」によってしか音素を同定できないと主張する。特に /i,u/ の認定が困難で,共通語との対応が意識されない語における [ɨ] は揺れがないものもあるため,音素の同定に問題が生じることを指摘する。音節構造に関しては,長母音は認定せず,長子音とコーダ位置の /n/ を認定するが,認定方法にはまだ課題が残されていることを指摘する。
収録刊行物
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- 国立国語研究所論集
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国立国語研究所論集 (20), 41-55, 2021-01
国立国語研究所
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390290699745251328
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- NII論文ID
- 120006952163
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- NII書誌ID
- AA12536262
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- ISSN
- 21861358
- 2186134X
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- NDL書誌ID
- 031306837
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- IRDB
- NDL
- CiNii Articles
- KAKEN
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用可