書誌事項
- タイトル別名
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- The Origin, Course and Distribution of the Crural Interosseous Nerve
- カタイコツ カン シンケイ : キシ,ソウコウ ト ブンプ : ショウホウ
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説明
type:P(論文)
下腿骨間神経N. interosseus cruris (Is)の起始,走行および分布を,解剖学実習遺体について観察した.Isは,膝窩で,脛骨神経の膝窩筋枝から起こるのが普通で,先ず下腿骨間膜の上部に現れる.ここには前脛骨動脈を通す裂孔があり,骨間神経は始部が,この孔から間膜の前面に出るもの,間膜の線維に埋もれていくもの,或いは間膜の後面に出るもの,の3通りがあるが,そのあとは,前,中,後ろ,へと移り,間膜を縫うようにして経過し,遠位脛腓関節域に達して終わる.遠位部では小枝を脛骨側に送っている.変異・破格として以下のそれぞれ1例があった.Isが脛骨神経から直接起るもの,脛骨神経由来ではあるが重複して存在するもの,及び,脛骨神経からではなく腓骨神経から起る破格.なお前腕にも,正中神経から分かれる前(前腕)骨間神経と,橈骨神経から分かれる後(前腕)骨間神経とがあるが,これらは筋枝と見做されるもので,名称は同じでも下腿骨間神経とは性格が異なる.
収録刊行物
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- 川崎医療短期大学紀要 = Bulletin of Kawasaki College of Allied Health Professions
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川崎医療短期大学紀要 = Bulletin of Kawasaki College of Allied Health Professions 32 45-49, 2012
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390290699747308672
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- NII論文ID
- 110009551977
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- NII書誌ID
- AN10067901
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- ISSN
- 02873028
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- NDL書誌ID
- 024320752
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- 本文言語コード
- ja
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- 資料種別
- departmental bulletin paper
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- データソース種別
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