世阿弥と梵灯庵詩論 : 『梵灯庵主返答書』を中心に

書誌事項

タイトル別名
  • A Study of Zeami and Bontoan : Focuseing on Bontoanshuhentosho
  • 世阿弥と梵灯庵試論--『梵灯庵主返答書』を中心に
  • ゼアミ ト ボントウアン シロン ボントウ アンシュ ヘントウショ オ チュウシン ニ

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説明

世阿弥(一三六三?~一四四三?)作の能や能楽論に連歌の影響が強いことについては、二条良基(一三二〇~八八)との関係を中心に多くの研究がなされている。しかし、世阿弥と連歌との関係は二条良基との間のみで完結しているとは思えない。  そこで、世阿弥と世代の近い梵灯庵(一三四九~一四二七?)との関係について、『梵灯庵主返答書』を中心に考察を試みた。世阿弥が多くの能と能楽論を作った応永期(一三九四~一四二八)は、連歌は不振であったとされるが、『梵灯庵主返答書』を記した梵灯庵と世阿弥の能には看過できない関係がある。また世阿弥と梵灯庵の関わりについて、二人を結ぶ西行(一一一八~九〇)の存在も思われるのである。

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