ビジネスエリアにおける協働的関係の構築 : 大阪ビジネスパークのエリアマネジメントを事例に

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タイトル別名
  • A consideration of building collaborative relationships in business area : From a case study of area management in Osaka Business Park
  • ビジネス エリア ニ オケル キョウドウテキ カンケイ ノ コウチク  オオサカ ビジネス パーク ノ エリア マネジメント ヲ ジレイ ニ
  • ビジネスエリア ニ オケル キョウドウテキ カンケイ ノ コウチク : オオサカ ビジネスパーク ノ エリアマネジメント オ ジレイ ニ

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説明

本稿は、大阪ビジネスパーク地区(以下OBP地区とする)を事例として、ビジネスエリアの再活性化に資するエリアマネジメントのあり方を検討する。OBP地区は、1986年に「まち開き」を迎えたビジネスエリアであり、民間のまちづくり団体によって整備されたビジネスエリアとして我が国において先駆的な事例として知られている。しかし、近年、梅田をはじめとする近隣の新興ビジネスエリアとの競争において劣勢に立たされ、OBP地区のエリアマネジメントを担う大阪ビジネスパーク協議会(以下OBP協議会とする)では同地区の相対的な魅力の低下が問題視され、再活性化が喫緊の課題になっている。しかしながら、こうしたエリアの再活性化という課題はOBP地区に特有のものではない。再活性化はあらゆるエリアマネジメント団体が直面する共通の課題であり、OBP地区はそれが最初期の事例であるがゆえにこの課題を先取りしている。本稿はシステム思考などのフレームワークを活用しながらOBP地区の現状を分析し、課題の解決案を示す。そしてこのOBP地区の事例から、ビジネスエリアを再活性化させるための一般的な知見を得ることを目指すものである。

収録刊行物

  • Co*Design

    Co*Design 9 57-77, 2021-01-31

    大阪大学COデザインセンター

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