書誌事項
- タイトル別名
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- Bricolage Perspective on the practice of local cafeterias launched in disaster-stricken areas
- ブリコラージュ ガイネン カラ ミル ヒサイチ ノ チイキ ショクドウ ノ ジッセン
説明
論文
本稿の目的は災害を機に支援を始めた人々の活動の創出過程を明らかにし、そこに現れる既存システム外の選択肢の重要性を提起することである。そこで本稿では、熊本地震と平成30 年7 月豪雨の被災地で立ち上げられた潜在的被災者向けの地域食堂の実践現場に、「ありあわせのもので何とかする」というブリコラージュの概念を用いてアプローチすることを試みた。それぞれの実践プロセスを「食堂運営者の手元にある資源――利用可能なリソースによるレパートリー」、「新しい目的のための資源のやりくり――レパートリーの編集・拡張作業」の視点から捉えた。その結果、災害支援の文脈おいて物的・人的資源の潜在的有用性が再発見されていることや、多様な制限に立ち向かうための新たな資源の獲得が行われていることが確認できた。新規参入者の個性的な支援創出過程で活用された資源の意外性や資源獲得ルートの偶然性は、災害支援の「ほかでありえた可能性」を示唆している。
収録刊行物
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- 共生学ジャーナル
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共生学ジャーナル 5 76-106, 2021-03
大阪大学大学院人間科学研究科『共⽣学ジャーナル』編集委員会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390290699750644864
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- NII論文ID
- 120006994991
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- DOI
- 10.18910/79053
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- ISSN
- 24326755
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- HANDLE
- 11094/79053
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- IRDB
- CiNii Articles
- KAKEN