Consideration of programs and practices of childbirth preparation\nclassrooms for twin families connected to the community from pregnancy

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  • 双子家庭を対象とした妊娠期からの地域社会とつながる出産準備教室のプログラムと実践方法の検討

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厚生労働省の報告によれば、児童虐待相談件数は年々上昇して平成30年には過去最多となっている(厚生労働省,2019)。双胎妊娠は、虐待のハイリスクであり支援の必要性が高い。しかし、市川市内には多胎家族に特化した支援サービスや出産を取り扱う施設はない。このような背景を鑑み、2019年より市川市との包括協定連携事業の一つとして和洋女子大学看護学部の教員と市川市健康支援課及び市川市内子育て支援団体とが協力して双子家庭を対象とした出産準備教室を開始した。出産準備教室は病産院や行政で行われることが多く、主に単胎児を対象とした内容で行われる。そこで本研究では、虐待防止の観点から、双子家庭を対象とした妊娠期から地域とつながる出産準備教室のプログラムを検討することを目的とした。  出産準備教室に参加して研究の同意を得られた双子の両親17名を対象に無記名自記式質問紙による実態調査を行った。調査内容は、実施したプログラムに関して5段階の単純尺度を用いて満足度調査とした。また、その内容についての自由記載は質的記述的に分析を行った。その結果、夫は妊婦体験などの体験や科学的根拠を説明する講義により、父親として取るべき行動がイメージできるようなプログラムに満足を示していた。妻は、夫が双胎妊娠や双子の育児の大変さを理解してくれていることや、同じ双胎妊娠する仲間や地域の育児支援者とのつながりによる安心感を得るプログラムに満足していることが明らかとなった。本教室の実施プログラム内容は、いずれも満足度が高かった。今後は、参加者数を増やして統計的に分析していくことが課題である。

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