謝罪文に付与された顔文字が受け手の感情に与える効果
書誌事項
- タイトル別名
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- Effects of emoticon with an apologetic message on the receiver's feelings
- シャザイブン ニ フヨサレタ カオモジ ガ ウケテ ノ カンジョウ ニ アタエル コウカ
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説明
顔文字は、多くの場合、言語に伴ってコミュニケーションの際に用いられる。しかし、顔文字に関する先行研究の多くは、顔文字の感情価や送り手の印象評定に焦点を当てており、顔文字が実際のコミュニケーション場面で相手の感情にどのような影響を与えるかについては十分検討されていないと思われる。本研究では、謝罪場面において、顔文字の付いた「ごめんなさい。」という文面のメールをうけとった時の受け手の怒りの変化を検討した。顔文字には笑顔(^_^) 涙顔(; _ ;) 謝罪のしぐさm(_ _ )m を用い、顔文字なしの条件も設けた。女子短大生28人が参加し、それぞれのメールが来た時にうける影響にっいて、相手に対して感じる怒り、メールの親しみやすさ、メールの礼儀正しさ、その人の反省具合の各項目について回答した。その結果、謝罪のしぐさの顔文字がある方が、顔文字なしのものと比べても、受け手の怒りが有意に治まっていた。このことは、顔文字が単に感情の表出にとどまらず、相手の感情を変えるのにも意味がある
収録刊行物
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- 対人社会心理学研究
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対人社会心理学研究 4 135-140, 2004
大阪大学大学院人間科学研究科対人社会心理学研究室
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390290699781205376
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- NII論文ID
- 120004838003
- 40006287139
- 10016747896
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- NII書誌ID
- AA11550166
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- DOI
- 10.18910/3801
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- HANDLE
- 11094/3801
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- NDL書誌ID
- 6988076
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- ISSN
- 13462857
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- 本文言語コード
- ja
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- 資料種別
- departmental bulletin paper
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- データソース種別
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- JaLC
- IRDB
- NDLサーチ
- CiNii Articles