書誌事項
- タイトル別名
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- The importance of third party in the prevention of aggression
- コウゲキ ヨクシ ニオケル ダイサンシャ ノ ジュウヨウセイ
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抄録
本稿では攻撃研究における第三者の立場について論じる。これまでの攻撃研究では攻撃の生起プロセスや促進要因が検討されてきた。しかし、攻撃の原因を探る方法では攻撃という現象を説明することは出来るものの、そこで得られた結論は「報復の連鎖が起き続ける」ということであった。これに対して本稿では、攻撃を抑止できる存在として、攻撃者でも被攻撃者でもなく、なおかつ攻撃集団・被攻撃集団の内集団成員でもない「第三者」の重要性を指摘する。そこで、攻撃生起プロセスに関する研究を概観したのちに、第三者の重要性を論じ、なかでも第三者の攻撃評価に影響を与える要因についての知見を紹介する。そのうえで、攻撃抑止に向けて第三者による攻撃評価が低減する方略とは何かを論じる。
収録刊行物
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- 対人社会心理学研究
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対人社会心理学研究 13 71-81, 2013
大阪大学大学院人間科学研究科対人社会心理学研究室
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390290699782066176
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- NII論文ID
- 120005307431
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- NII書誌ID
- AA11550166
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- DOI
- 10.18910/25846
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- HANDLE
- 11094/25846
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- NDL書誌ID
- 025632119
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- ISSN
- 13462857
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- IRDB
- NDL
- CiNii Articles