拒絶感受性が他者からの曖昧な拒絶後の選択的注意に及ぼす影響
書誌事項
- タイトル別名
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- Effect of Rejection Sensitivity on the selective attention following ambiguous rejections
- キョゼツ カンジュセイ ガ タシャ カラ ノ アイマイ ナ キョゼツ ゴ ノ センタクテキ チュウイ ニ オヨボス エイキョウ
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説明
人は、所属欲求のため、拒絶された後に笑顔へ注意が向くことが示されている(DeWall et al.,2009)。また、拒絶感受性が高い人は平時において拒絶顔から注意をそらす傾向があることが知られている(Berenson et al.,2009)。拒絶感受性とは、不安をもって拒絶を予測し、素早く知覚し、過敏に反応する特性である。曖昧な拒絶後に、拒絶感受が高い人は笑顔に注意を向けることができるだろうか。本研究ではドットプロープ課題を用いて、次の代替仮説を検討した。拒絶感受性が高い人は、曖昧な拒絶後に笑顔に注意を向ける、もしくは、拒絶後に注意を向けるだろう。実験の結果はこれらの仮説に反し、拒絶感受性が高い人は、拒絶を経験しない統制条件において、拒絶顔に対する注意を高めることのみが示された。つまり、曖昧拒絶条件における選択的注意は、拒絶感受性による影響を受けなかった。拒絶感受性と不適切な反応の関係について考察した。
収録刊行物
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- 対人社会心理学研究
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対人社会心理学研究 15 39-44, 2015
大阪大学大学院人間科学研究科対人社会心理学研究室
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390290699782115072
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- NII論文ID
- 120005671200
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- NII書誌ID
- AA11550166
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- DOI
- 10.18910/54426
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- HANDLE
- 11094/54426
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- NDL書誌ID
- 026441506
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- ISSN
- 13462857
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- 本文言語コード
- ja
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- 資料種別
- departmental bulletin paper
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- データソース種別
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- JaLC
- IRDB
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