書誌事項
- タイトル別名
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- 場所―恐怖条件付けにおける扁桃体の寄与
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抄録
電気ショックと連合した恐怖条件づけは,情動が関係した学習記憶のひとつである。恐怖条件づけは,通常,スキナー箱を用いて訓練されるが,スキナー箱では電気ショックを回避することができず,動物はフリージングを示す。本研究では動物がオープンフィールドの特定の領域に入ったときのみ電気ショックを受ける装置を作製し,場所−恐怖条件づけにおける扁桃体の影響を調べた。その結果,ラットは容易にショック領域を回避する課題を学習できた。扁桃体をイボテン酸により傷害すると,訓練後の試験では,場所−恐怖関連の記憶は,扁桃体を傷害されたラットで有意に減弱された。この結果は,扁桃体が場所−恐怖条件づけの情動記憶学習に関与することを示唆する。
収録刊行物
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- 富山大学医学会誌
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富山大学医学会誌 23 (1), 07-13, 2012-12
富山大学医学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390290699782625792
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- NII論文ID
- 120005838492
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- NII書誌ID
- AA12224827
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- ISSN
- 18832067
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- HANDLE
- 10110/0002000538
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- NDL書誌ID
- 024715619
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- 本文言語コード
- en
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- データソース種別
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- JaLC
- IRDB
- NDL
- CiNii Articles