坂口安吾『桜の森の満開の下』研究 : 花の下に見る時空間

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タイトル別名
  • サカグチ アンゴ 『 サクラ ノ モリ ノ マンカイ ノ シタ 』 ケンキュウ : ハナ ノ シタ ニ ミル ジクウカン

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抄録

坂口安吾作『桜の森の満開の下』は昭和二二年六月に雑誌『肉体』の第一号で発表された短篇小説である。 本稿では桜の森の満開の下において、過去・現在・未来は不可逆的時間軸ではなく多重層的に同時並行することを提唱し、男が拒絶していた時間概念の自得が鬼の召喚へ繋がったものとして決着をつける。

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