ポリアクリロニトリル配向膜を持つ反強誘電性液晶素子の配向特性

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タイトル別名
  • Alignment Characteristics of Antiferroelectric Liquid Crystal Cells with polyacrylonitrile Alignment Layers
  • ポリアクリロニトリルハイコウ マク オ モツ ハン キョウ ユウデンセイ エキショウ ソシ ノ ハイコウ トクセイ

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type:Article

Alignment characteristics of antiferroelectric liquid crystal (AFLC) cells with polyacrylonitrile (PAN) alignment layer have been investigated. Surface energy of polar component of PAN was maximum when a baking temperature was 130℃. Contrast ratio of a AFLC cell with baking temperature of alignment layer of 125℃ was the same as that of 150-175℃ and this result couldnot explained from pre-tilt angle tendency. It is assumed that surface energy affect the alignmet condition of AFLC cells.

アクテイブ素子不要,高速応答,耐衝撃性の特長を有する反強誘電性液晶素子が注目されている。しかし,ネマチック液晶を用いた表示素子と比較すると,低コントラスト比といった問題があり,実用化レベルには未だ到達していないというのが実状である。本点を改善するため,片側ラビング処理,二方向ラビング処理,低プレチルト配向膜の適用等が報告されている。ここで,種々のパラメータの影響を調べる際は,材料自身による物理・化学的性質の差が一つのパラメータとなるため,一材料での比較実験が望ましい。今回我々は,配向膜のどの様な性質が反強誘電性液晶の配向特性に影響しているのかを調べるため,配向膜材料を比較的良配向が得られるポリアクリロニトリル(PAN)と固定しベーク温度を変えたときの特性について検討したので報告する。

identifier:富山大学工学部紀要,50, Page 15-18

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