京都府福知山市方言におけるテヤ敬語の運用について

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タイトル別名
  • キョウトフ フクチヤマシ ホウゲン ニ オケル テヤ ケイゴ ノ ウンヨウ ニ ツイテ

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説明

本稿では、京都府福知山市方言におけるテヤ敬語について、中年層女性の家族・親族内での会話を調査することで、以下のような運用ルールを提示した。A群:第三者待遇において(A):話し手にとって話題の人物が家族でない場合はテヤ敬語を使用する。(A-2):(A)が適用されないとき、話し手よりも話題の人物が年上の場合テヤ敬語を使用する。(A-3):(A-2)が適用されないとき、基本的にテヤ敬語は使用しない。(A-3´):(A-2)が適用されないとき、基本的にはテヤ敬語を使用しないが、話題の人物が聞き手よりも年上の場合はテヤ敬語を使用することがある。B群:対者待遇において(B):話し手にとって聞き手(=話題の人物)が家族である場合はテヤ敬語を使用しない。(B-2):(B)が適用されないとき、話し手よりも聞き手(=話題の人物)が年上の場合テヤ敬語を使用する。(B-3):(B-2)が適用されないとき、聞き手(=話題の人物)が話し手と非常に親しい場合はテヤ敬語を使用しない。(B-4):(B-3)が適用されないとき、テヤ敬語を使用する。

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390290699785589632
  • NII論文ID
    120005593870
  • NII書誌ID
    AA11555159
  • DOI
    10.18910/51436
  • HANDLE
    11094/51436
  • 本文言語コード
    ja
  • 資料種別
    departmental bulletin paper
  • データソース種別
    • JaLC
    • IRDB
    • CiNii Articles

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