性別における2 型糖尿病患者のセルフケア行動に関連する要因の検討 : 足の状態,フットケアの自己効力感に焦点を当てて

書誌事項

タイトル別名
  • Factors related to self-care behaviors in type 2 diabetes patients of each sex : Focus on leg condition and foot care self-efficacy
  • セイベツ ニ オケル 2ガタ トウニョウビョウ カンジャ ノ セルフケア コウドウ ニ カンレン スル ヨウイン ノ ケントウ : アシ ノ ジョウタイ,フットケア ノ ジコ コウリョクカン ニ ショウテン オ アテテ

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抄録

2 型糖尿病患者を対象に,足の状態,フットケアの自己効力感に焦点を当て,性別における食事,運動,フットケアのセルフケア行動に関連する要因について検討することを目的とした.対象者は男性69 名女性41 名,調査項目は,基本属性,足の状態,フットケアの自己効力感,セルフケア行動とした.その結果,男性について食事のセルフケア行動ではフットケア指導の有無とフットケアの自己効力感が,フットケアのセルフケア行動ではフットケアの自己効力感が関連していた.女性について食事のセルフケア行動ではフットケア指導の有無が,フットケアのセルフケア行動では,フットケア指導の有無とフットケアの自己効力感が関連していた.  以上のことから,性別を考慮した指導に効果がみられる可能性があるため,男性では具体的なセルフケア内容を提示すること,女性ではフットケア指導を継続的に行うこと,自己効力感を高めるための行動化への援助を行う必要がある.

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