絵本の読み聞かせを用いた保育の展開

書誌事項

タイトル別名
  • エホン ノ ヨミキカセ オ モチイタ ホイク ノ テンカイ

この論文をさがす

抄録

type:text

絵本は、幼児の生活にとってさまざまな刺激となり、発達に良い影響を与えうるもので、あると考えられる。そこで本論では、絵本の「読み聞かせ」を用いた保育実践の展開について報告する。この実践は、東京都公立幼稚園における3年保育4歳児(男児14名、女児5名、計19名)を対象に行なわれた。期間は、2006年10月4日からll月30日である。最初に、文献と幼児の実際の姿から、教材として絵本を選ぶポイントを明確にした。次に、明確になった「主人公と幼児が一体化しやすい」「幼児の体験とつながる内容」「協同的な体験に結ぶつきやすい内容」の3つのポイントを踏まえて絵本を選択し、読み関かせを行なった。最後に、読み聞かせ後の幼児の姿や活動について記録し、教材としての絵本について考察した。この実践の結果、教材としての絵本を選ぶポイントを挙げ、「一体化」や「協同的」 をキーワードに保育者が絵本を下読みすることで、読み聞かせ後の保育の展開の手がかりを得ることができた。

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ