看護過程を初めて学ぶ学生に対する臨床看護事例を用いた教育方法の評価

書誌事項

タイトル別名
  • Evaluation of a teaching method using clinical nursing cases for students learning nursing process for the first time
  • カンゴ カテイ オ ハジメテ マナブ ガクセイ ニ タイスル リンショウ カンゴ ジレイ オ モチイタ キョウイク ホウホウ ノ ヒョウカ

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説明

必須科目「看護過程」の授業の一環として,臨床看護師から事例を提供してもらい,教員と協同して授業を行なった。そこには、看護過程が患者へのヒューマンケアリングに基づいていることを伝えるねらいがあった。そして,その授業の効果を明らかにするために,対象者の2年次看護学生147名に対して,選択式5段階評定と自由記載とによる無記名式質問紙調査を実施した(有効回収率72%)。 その結果,本講義の理解度についての5段階評定の平均値は4.3点,各質問項目における5点の占める割合は32~48%であった。また,自由記載を分析した結果,【看護過程に関する基礎知識への理解】,【看護役割の新たな発見】,【保健医療福祉の連携の大切さ】,【臨床看護の奥深さ・憧れ】,という4つのカテゴリーが抽出された。従って,対象者にとっては,本授業は効果的であったと考えた。今後さらに,学内と臨地実習をつなぐための効果的な看護過程の教育方法の検討が必要である。

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