<実践報告>ラジオ波焼灼療法患者への新規指導マニュアル使用による看護師の指導内容の変化

書誌事項

タイトル別名
  • Changes in pre-therapy nurse guidance from the new manual for radio-frequency ablation patients
  • ラジオ波焼灼療法患者への新規指導マニュアル使用による看護師の指導内容の変化
  • ラジオハ ショウシャク リョウホウ カンジャ エ ノ シンキ シドウ マニュアル シヨウ ニ ヨル カンゴシ ノ シドウ ナイヨウ ノ ヘンカ

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抄録

当病棟で行われているラジオ波焼灼療法に関する指導マニュアルは,患者の安全・安楽の視点からでは内容が不十分であった。本研究では,医療者と患者間の治療に対する理解のずれがなく,患者が治療前から後まで安心・安楽に治療を受けられることを目的に調査を実施した。対象者は看護師6名,同一看護師が従来の指導マニュアルと新規指導マニュアルを用いて実施した指導内容を比較した。その結果,新規指導マニュアルを作成し活用することで,「鎮静剤による呼吸抑制のために治療中に酸素を投与する可能性」,「処置室の明るさや気温などの環境」など6項目は有意に高値になったが,「朝・昼食の絶飲食」,「定時処方の中止薬の有無」など16項目は変化がなかった。今後は,内視鏡などの治療に関しても指導内容を見直し,患者が理解しやすく,安全且つ安心・安楽で正確なマニュアルを作成し,看護師間で情報を共有して治療前から治療後の指導を行っていくことが課題である。

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