<資料> 健康人の正座によるしびれ感と末梢血流状態との関係

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  • 健康人の正座によるしびれ感と末梢血流状態との関係
  • ケンコウジン ノ セイザ ニ ヨル シビレカン ト マッショウ ケツリュウ ジョウタイ トノ カンケイ

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説明

本研究の目的は,健康人の正座によるしびれ感と末梢血流状態(皮膚表面温度・末梢血流量)との関連を明らかにし,末梢循環改善としびれ感軽減の方法について検討することである。しびれ感は「ジンジン」「ピリピリ」「チクチク」「ざわざわ」の4 種類をそれぞれVAS(Visual Analog Scale)にて測定した。皮膚表面温度と末梢血流量はプローブを足趾に貼付して測定した。健康な青年女子6名を対象に正座前,正座中,正座解除後のしびれ感と末梢血流状態を同時に計8回測定し,それぞれの継時的変化と測定時間毎の関連について検討した。その結果,しびれ感と皮膚温には関連性が認められなかったが,「ジンジン」は血流量の減少に伴って,「チクチク」は血流量が増加し始めたときに著しく出現した。健康人のしびれ感は,末梢血流状態(特に血流量)の変化と関連することが明らかになった。

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