粟粒状脳転移を呈した肺腺癌の1例

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  • ゾクリュウジョウ ノウテンイ オ テイシタ ハイセンガン ノ 1レイ

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説明

症例は73歳、男性。201X年7月、他院にて肺腺癌T4NOMO stageIIIBと診断され、民間療法を行なった。201X+1年10月より当院でカルボプラチン、ベメトレキセド併用化学療法を2コース施行したが奏功せず、12月よりゲフィチニブを投与し、奏功した。201X+2年3B中旬より痴呆、軽度の講妄が出現したため、3月下旬、精査加療目的にて入院となった。造影頭部MRIにて大脳、小脳、脳幹に粟粒大の転移巣が無数にみられ鵡第2病日よりエルロチニブを投与したが、第10病日、死亡した。稀な病態であるが肺癌患者に神経学的異常がみられた際には粟粒状脳転移も鑑別に挙げる必要がある。

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