町田市原爆被害者体験記録作成プロジェクト報告(1)社会福祉領域における産官学協働の映像記録化作業の展開過程

書誌事項

タイトル別名
  • マチダシ ゲンバク ヒガイシャ タイケン キロク サクセイ プロジェクト ホウコク(1)シャカイ フクシ リョウイキ ニ オケル サン カンガクキョウドウ ノ エイゾウ キロクカ サギョウ ノ テンカイ カテイ
  • The Report on the Project of Making the Film about the Experience of Atomic Bomb in Machida City (1) Process of Making the Film collaborating with Industry, Government and University, in Social Work

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抄録

type:Article

本稿は、東京都町田市の支援を受け、本学現代福祉学部の学生21名が、広島・長崎での原子爆弾投下による被爆者16名の体験を聞き取り、映像記録化する作業を実施するに至った経緯と記録がDVDへと映像化されるまでの道程を考察したものである。わが国であるからこそ、原子爆弾による被害を忘れ去ってはならないという使命を、現代の若者が担うということを意識化したプロジェクトの実施により、学生たちの主体性、考える力、創造力を育成することはもちろんのこと、被爆への思いを新たにするといった大学における平和教育の機会を提供する好機となった。そして、協働という形では、町友会(被爆者の会)は語りの提供、町田市は調整、法政大学は計画と実施を担うといった役割分担により成果が導出され、社会福祉領域における新たな産官学連携のモデルの一つとなりうる可能性を示したといえる。

収録刊行物

  • 現代福祉研究

    現代福祉研究 13 65-72, 2013-03-01

    法政大学現代福祉学部現代福祉研究編集委員会

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