交流人口と二地域居住 : 地方都市のまちづくりへの新しい提言
書誌事項
- タイトル別名
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- Exchange Population and Dual Regions Life : New policy for rural area
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説明
研究の概要(和文):人口減少が進行する日本にとって特に著しい過疎化の中にある地方都市の人口問題は深刻である。過疎対策として、地方自治体では移住者や定住者を都市部から獲得することに注目が集まっている。移住者や定住者の獲得方法には多様性が必要である。地方都市に人口を回復させるための手法として交流人口の取り込みを検討したい。 国内外から日本各地を訪れる観光などを目的とした訪問者数は増加の一途である。訪問者の形態も日々変わりつつある中で、滞在日数の増加、宿泊形態に変化が起こっている。こうした観光客の移住・定住への取り込みは、一見すると難しいものと考えられるが、同一地区を訪れるリピーターとしての観光客数が、沖縄県では顕著な増加が見られている。そこで転居を伴いながら行われていたこれまでの移住・定住と異なった形態である、二つの地域に居住する形態である二地域居住を本稿で提起する。 移住・定住による人口増加は最大の目標だが難問がある。そのために東京などの中心都市と地方都市を結んだ二地域に居住拠点を設けるスタイルも検討の余地がある。本稿では、沖縄県を舞台とする新しい移住や定住に対する形態と共に、二地域居住の現状分析から今後の課題について述べるものである。
収録刊行物
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- 地域イノベーション
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地域イノベーション 12 39-47, 2020-03-10
法政大学地域研究センター
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390290699808137984
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- NII論文ID
- 120006939371
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- NII書誌ID
- AA12346857
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- HANDLE
- 10114/00023457
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- ISSN
- 18833934
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- 本文言語コード
- ja
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- 資料種別
- departmental bulletin paper
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- データソース種別
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- JaLC
- IRDB
- CiNii Articles