フィリピンにおける日本語学習者の言語学習Beliefs-フィリピン大学日本語受講生調査から

書誌事項

タイトル別名
  • Beliefs about Language Learning of Japanese-Language Learners in the Philippines -From the Survey of Japanese-Language Learners at the University of the Philippines-
  • フィリピン ニ オケル ニホンゴ ガクシュウシャ ノ ゲンゴ ガクシュウ Beliefs フィリピン ダイガク ニホンゴ ジュコウセイ チョウサ カラ

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説明

本稿はフィリピン大学におけるBALLI 調査の結果をもとにその言語学習Beliefsを明らかにし、フィリピンにおける日本語学習者の特徴を示すものである。調査項目は 1)教師の役割 2)教授法・教室活動 3)言語学習の性質 4)文字学習 5)コミュニケーション志向 6)言語習得と日本語 7)言語学習と文化の関係の7領域からなる。分析と考察から、先行研究で問題となった他文化との比較で「多量の反復練習」がどの文化でも支持されていること、フィリピンの特徴として「学習者参加型の教室活動を望む」「文法重視」「誤りに対する寛容性がやや低い」「<1日1時間の学習で外国語が1-2年で上手になる>に賛成するものが多い」などの結果が出た。さらに「文字学習は大切」「言語と文化は関係がある」といった考え方や「教室授業形態」への期待があること、学習期間の長い学習者は、より実践的・自律的・統合的な志向が強くなることも示した。

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