ブドウ栽培品種の光合成速度に及ぼす温度の影響

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タイトル別名
  • Effects of Temperature on the Photosynthetic Rate of Grape Cultivars
  • ブドウ サイバイ ヒンシュ ノ コウゴウセイ ソクド ニ オヨボス オンド ノ

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温度はブドウの乾物生産量と直接的な関係があり, ひいては樹勢, 果実の収量や品質に強く影響を及ぼすことが知られている(Buttrose, 1968). 近年ブドウの栽培地及び栽培体系に関する温度条件の資料を得るために, 乾物生産量の基礎となる光合成速度に及ぼす温度の影響について, 栽培品種を中心に研究が行われている(Alleweldt et al., 1982). Berry and Björkman(1980)は光合成速度に及ぼす温度の影響は, 同一種の植物においても原生地により違いがあると報告しているが, ブドウにおいてこのような原生地の異なる品種の光合成速度と温度との関係に関する研究は見当たらない. そこで本研究では, 分布地域が異なる二倍体品種, 四倍体品種, 台木品種を供試し, 温度に対する光合成速度, 蒸散速度, 気孔拡散伝達度, 水利用効率, 細胞間隙内二酸化炭素濃度の差異及び葉の形態との関係について調査を行った.

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