<論説>天子の衣裳の「十二章」

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タイトル別名
  • <Articles> "Twelve Patterns" on Chinese Emperor's Garments

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抄録

『尚書』の益稷篇の中に、古代の天子の衣裳に着けられた図柄として一二種のものの名が列挙されてゐる。これが「十二章」である。最近の中国考古学の発達によつて知られるに至つた豊富な発掘品の中から、益稷篇及びその注釈と同時代の遺物に表はされた「十二章」夫〻に対応する紋様を探し、更にその紋様の淵源をたづねることにより漢時代に早くわからなくなりかけてゐた「十二章」が、どのやうな図柄であつたかを確かめ、そのやうなものが古く天子の衣裳につけられたとする所伝の由来を明かにした。

収録刊行物

  • 史林

    史林 52 (6), 805-857, 1969-11-01

    史学研究会 (京都大学文学部内)

キーワード

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390290699822638720
  • NII論文ID
    120006596667
  • NII書誌ID
    AN00119179
  • DOI
    10.14989/shirin_52_805
  • HANDLE
    2433/237956
  • ISSN
    03869369
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • IRDB
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用可

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