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- 黒岩 康博
- 京都大学人文科学研究所
書誌事項
- タイトル別名
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- <Articles>Miyatake Masamichi, 'A Dilettante Linguist' : The Life of a Highbrow in Imperial Japan (Special Issue : NATION and ETHNICITY)
- 宮武正道の「語学道楽」--趣味人と帝国日本
- ミヤタケ マサミチ ノ ゴガク ドウラク シュミジン ト テイコク ニホン
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抄録
奈良の言語研究者宮武正道は、従来マレー語の専門家と考えられていたが、残された旧蔵資料を見ると、彼がマレー語に至るまでに辿った「語学道楽」の跡が明らかになった。中学校時代、切手蒐集の延長として始めたエスペラントに対する熱意は、奈良エスペラント会を発足させ、機関誌『EL NARA』を生み出す。該語を飽くまで社交の道具と見倣す宮武主宰の同会には、パラオよりの留学生エラケツも参加していたが、宮武は彼からパラオ語で多くの民話を聞き取り、『南洋パラオ島の伝説と民謡』を上梓する。この一時期は土俗の研究へと傾いたが、昭和七年七月のインドネシア旅行以降、マレー語を本格的に研究し始める。当初はマレー語の新聞・雑誌を読むことを念頭に置いていたが、日本の南進政策がマレー語圏にも及ぶと、カナの普及やローマ字綴りの日本風改革を提唱するようになる。こうして書斎から出た好事家は、最後タガログ語辞書の完成を待たずに夭逝した。
収録刊行物
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- 史林
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史林 94 (1), 125-153, 2011-01-31
史学研究会 (京都大学大学院文学研究科内)
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390290699823306240
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- NII論文ID
- 120006598578
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- NII書誌ID
- AN00119179
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- HANDLE
- 2433/240164
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- NDL書誌ID
- 10951265
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- ISSN
- 03869369
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- IRDB
- NDL
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用可