大学生の就職活動期間への感じ方に対する活動時期と活動量の効果についての研究

  • Matsuo Hiroko
    京都大学学生総合支援センターキャリアサポートルーム特定准教授

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  • <論文>大学生の就職活動期間への感じ方に対する活動時期と活動量の効果についての研究
  • ダイガクセイ ノ シュウショク カツドウ キカン エ ノ カンジ カタ ニ タイスル カツドウ ジキ ト カツドウリョウ ノ コウカ ニ ツイテ ノ ケンキュウ

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日本の大卒新卒者を対象とした採用活動は, 大学生の学修時間の確保や留学への配慮等を目的として採用活動の開始日程が決められており, 2016年以降現在まで, 採用広報活動の開始は卒業前年の3月1日, 選考活動開始は卒業年の6月1日である。このルールに従うと就職活動期間は最短でも4ヶ月以上になるが, これが就職活動の期間として適切かどうかは検証されていない。本研究は大卒新卒者の就職活動について適切な長さを調査・分析することで, 就職・採用活動のあるべき姿を検討するための知見を提供することを目的とする。データは中四国地方にある国立総合大学で, 民間企業に内定した学部最終学年の者を対象にしたアンケート調査から得た。分析の結果, 就職活動を経験した学生が望ましいと考える就職活動期間は1ヶ月以上4ヶ月未満であること, 就職活動を長く感じるかどうかは実際に活動した期間ではなく, 活動量が効果を持つことを明らかにした。また, 女子学生については活動量に加えて内定時期の効果も大きく, 活動期間の長さの感じ方には男女差があることも明らかにした。

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