<論説>蒙古朝治下における漢人世侯 : 河朔地区と山東地区の二つの型

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タイトル別名
  • <Articles>The Chinese Lords (Shih-hou 世候) under the Mongolian Dynasty

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抄録

十三世紀の初期、漢土は宋・金・蒙古の三朝鼎立で混沌たる社会情勢を醸し出していたが、一二三四年に蒙古は金を亡ぼして、漢土の民衆に君臨するに至った。併し、それが異民族支配であっただけに並々ならぬ抵抗を受け種々の国難を伴った事は云うまでもない。まして、江南の地にあって南宋は虎視耽々として失地回復を狙っているのである。此の時に蒙古朝延と民衆との丁度中間的地位を占めて、微妙な役割を演じたのが漢人世侯達である。この漢人世侯を蒙古朝との関係において考察しょうとしたのが本論である。

収録刊行物

  • 史林

    史林 37 (6), 537-558, 1954-10-15

    史学研究会 (京都大学文学部内)

キーワード

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390290699825227392
  • NII論文ID
    120006817961
  • NII書誌ID
    AN00119179
  • DOI
    10.14989/shirin_37_537
  • HANDLE
    2433/249154
  • ISSN
    03869369
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • IRDB
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用可

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