大学生のインターネット使用の実態 : 依存傾向と精神心理学的側面との関連 <原著>

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タイトル別名
  • The Internet use situation in university students : Association between tendency of dependence and mental condition <Original Articles>
  • 大学生のインターネット使用の実態 : 依存傾向と精神心理学的側面との関連
  • ダイガクセイ ノ インターネット シヨウ ノ ジッタイ : イソン ケイコウ ト セイシン シンリガクテキ ソクメン ト ノ カンレン

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抄録

若者のインターネット使用は,年々頻度・量ともに増加している。インターネットは情報収集やコミュニケーションの重要なツールになっているが,一方で依存やトラブルなどの問題が指摘されている。われわれは,大学生のインターネット使用の実態を把握し,今後の対策につなげることを目的として,質問紙による調査を行った。大学生の21.9%がインターネットに関するトラブルを経験しており,ネット上の中傷や対人関係問題のトラブルが4割近くにのぼった。依存傾向の強い群では,抑うつや不安,孤立感といったメンタルヘルス上の問題が多く認められ,友人関係問題を多く抱えていた。適正な使用のための予防教育とともに,精神症状の増悪と依存との悪循環が形成される前に早期に介入していくことが重要であると思われた。

収録刊行物

  • 総合保健科学

    総合保健科学 30 7-13, 2014-03-01

    広島大学保健管理センター

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