自我境界概念から見た自我機能概念の再検討 <論文>

DOI 機関リポジトリ Web Site オープンアクセス

書誌事項

タイトル別名
  • A review and some considerations on the concept of ego functions from the view point of ego boundary
  • 自我境界概念から見た自我機能概念の再検討
  • ジガ キョウカイ ガイネン カラ ミタ ジガ キノウ ガイネン ノ サイケントウ

この論文をさがす

抄録

精神分析学においては自我はさまざまな機能を持つとされ,今日までBellak らをはじめ,多くの研究がなされてきた。また,その測定法は,質問紙,ロールシャッハ・テストなどの投映法と多様である。しかし,自我機能の測定は,自我という概念の扱いの難しさから困難さを指摘されてきた。大山による一連の自我境界研究から,各種自我機能が異なる自我境界領域で働くことが推察された。本研究において,各々の自我機能がどの自我境界領域で機能するのか,それぞれの測定法がどの自我領域を対象にしているかを検討することにより,より妥当性の高い自我機能研究の可能性が示唆された。

収録刊行物

  • 広島大学心理学研究

    広島大学心理学研究 12 169-177, 2013-03-31

    広島大学大学院教育学研究科心理学講座

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ