ウズラ卵管における卵外皮形成の組織学的研究

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タイトル別名
  • Histological Studies on Formation of Egg-Covering in Quail Oviduct
  • ウズラ卵管における卵外皮形成の組織学的研究〔英文〕
  • ウズラランカン ニ オケル タマゴ ガイヒ ケイセイ ノ ソシキガクテキ ケンキュウ エイブン

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抄録

鳥類卵の卵外皮形成機構を明らかにする目的で,ウズラ卵管の峡部,峡子宮部,子宮部,および脱灰したウズラ卵卵外皮の組織学研究を行なった. 1. 峡子宮部には固有の粘液細胞が存在する.本細胞には脂蛋白が濃密に存在する. 2. ウズラ卵卵外皮はニワトリのそれと類似の層形成ならびに各層の構造を有する.卵殻乳頭は中心核と周辺部とに分けられる. 3. 中性粘液多糖類が卵殼膜,卵殼乳頭中心核,クチクラに,酸性粘液多糖類が卵殼乳頭,卵殼乳頭,卵殼基質にみとめられる. 4. 卵殼乳頭中心核には脂蛋白も豊富である. 5. 既報および本論文の成績に基づいて,卵管の分必物と卵外皮構成物質との相互関係を検討した.

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