水系環境由来の Vibrio cholerae non-O1 によるヘモリシン産生に及ぼす培養条件

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タイトル別名
  • The Effects of Cultivation Factors for Hemolysin Production of Environmental Vibrio cholerae non-O1
  • 水系環境由来のVibrio cholerae non-O1によるヘモリシン産生に及ぼす培養条件〔英文〕
  • スイケイ カンキョウ ユライ ノ Vibrio cholerae non-O1

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説明

いろいろな培地条件およびpHの下で、Vibrio cholerae non-O1の増殖と本菌によるヘモリシン産生の状態を調べた。基本培地として用いたハートインヒュージョンブイヨン培地にグルコース、Na2HPO4を加えると、増殖、ヘモリシン産生は大きく影響を受けた。グルコース存在下では、試験に供した10菌株は4グループに分類された。すなわち、グルコースによって、阻害されるもの、阻害は受けないがある程度抑制されるもの、反対に活性化されるもの、そして特に影響を受けないものが存在した。Na2HPO4はCO-21珠、1菌株に対してヘモリシン産生を抑制したほかは、促進するか、あるいは、なにも影響しなかった。一方、pHに対しては、4菌株はpH6で増殖が阻害され、pH7と8でよく増殖した。残る6菌株はいずれもpH6-8の幅広いpH領域で増殖した。ヘモリシンの産生はpH6が良いもの3菌株、pH7および8が良いもの6菌株であった。

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