小学校におけるカリキュラム・マネジメントの実際 : 生活科・「総合的な学習の時間」を中心として

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  • ショウガッコウ ニ オケル カリキュラム ・ マネジメント ノ ジッサイ : セイカツカ ・ 「 ソウゴウテキ ナ ガクシュウ ノ ジカン 」 オ チュウシン ト シテ

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抄録

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[要約] 現在,日本では教育課程の編成において,教科横断的な内容を取り入れたカリキュラム・マネジメントの必要性がクローズアップされている。現行では教育課程は学校が編成することになっている。中でも,最も教育現場の裁量によって内容を編成することができる教科・領域が生活科・「総合的な学習の時間」である。本小論では,先行事例としてこの教科・領域において教育課程の自主編成を行ってきた東京私立・和光小学校の事例を検討した。和光小学校では「生活べんきょう」・「総合学習」を教育課程に位置づけていった理念と実際の連絡,学習のテーマ決定に至る経緯,教育内容の決定への子どもの参加を軸としたカリキュラム・マネジメントが行われてきた。検討の結果,小学校におけるカリキュラム・マネジメントとしては,子どもの生活を軸として,子どもにとって切実な内容を子どもの手で掴ませるために,子どもに教育内容の決定に参画させる必要があることがわかった。

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