放射線知識調査を基にした放射線生体リスク学習プログラムの開発

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  • ホウシャセン チシキ チョウサ オ モト ニ シタ ホウシャセン セイタイ リスク ガクシュウ プログラム ノ カイハツ

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抄録

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[要約] 福島第一原子力発電所の事故後,放射線教育の促進のために様々な教材が作製された。しかし放射線の理解は不十分である。そこで現状把握のために,学校現場において放射線の生体影響,特にそのリスクについて授業を展開する必要のある理科教諭(物理科教諭)と養護教諭,及び放射線について一般の人に知識を伝達する可能性が高い医師と看護師を対象に放射線知識調査を実施した。その結果,正答率の高いほうから医師,物理科教諭,看護師,養護教諭の順となった。また仕事を通して放射線に関わる機会の多い職種ほど経験年数を経るごとに正答率があがることがわかった。項目別にみると,放射線の生体影響に関する問いについて正答率が低い結果となった。以上の結果をふまえ,放射線をイメージしやすいようホタルの光にみたて,どの職種や経験値であっても基本的知識の定着が見込めるように工夫し,放射線の生体影響への理解を高める学習プログラムを開発した。

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